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Shopifyの表示速度改善|アプリ整理の5手順と当社の実測結果

公開:更新:読了目安:約5分
Shopifyの表示速度改善|アプリ整理の5手順と当社の実測結果
こんな方へ
Shopifyでネットショップを運営していて、サイトが重い、アプリを入れすぎたかもしれないと感じている方
この記事でわかること
  • 表示が遅い原因がアプリかどうかを確かめる5つの手順
  • 当社サイトでアプリのスクリプトを止めて測った結果
  • アプリを外す前後に確かめること
読み終わるころには
どのアプリから見直すかを、測った数字をもとに決められます

表示速度を上げるには、先に測り、時間のかかっているスクリプトをアプリと照らし合わせてから外します。

  • スマホの条件で3回測り、中央値を基準にする
  • 時間のかかっているスクリプトが、どのアプリのものかを特定する
  • 売上に使っていないアプリから外し、もう一度測る

当社サイトのトップページで、使っていない3つのアプリのスクリプトを止めて4回ずつ測りました。操作を受け付けない時間(TBT)の中央値は、約990ミリ秒から約580ミリ秒に減りました。

遅さの原因がアプリ以外にあることも多いので、測らずに消すと、必要な機能を失ったのに速度は変わらない、ということになりかねません。

この記事の数字は、2026年9月29日に当社サイト(encarance.com)で測ったものです。

アプリで重くなっているかを確かめる5つの手順

アプリで重くなっているかを確かめる5つの手順。1 実際の速さを見る、2 スマホで3回測る、3 重いスクリプトを探す、4 アプリと照らし合わせる、5 外してもう一度測る

  1. 実際のお客様の速さを見る:管理画面の「オンラインストア」→「テーマ」にある表示速度の欄で、実際に訪れたお客様の数字を、過去7日間や過去30日間で見ます。見るのは、最初の画面の主な部分が出るまでの時間(LCP)と、タップへの反応の速さ(INP)です。
  2. スマホの条件で3回測る:GoogleのPageSpeed Insightsにお店のURLを入れて、スマホの結果を見ます。1回ごとの差が大きいので、3回測って真ん中の値を使います。
  3. 時間のかかっているスクリプトを探す:結果の下にある診断の欄に、読み込みや実行に時間のかかったスクリプトのURLが並びます。お店のドメインとShopifyのURL以外が、アプリの候補です。cdn.shopify.com/extensions/ で始まるURLもアプリです。
  4. URLとアプリを照らし合わせる:URLの中の会社名やサービス名を、管理画面の「アプリ」の一覧と見比べます。分からないものは、テーマエディタの「アプリ埋め込み」を1つずつオフにして測り、そのURLが消えるかで見分けます。
  5. 外してもう一度測る:アプリを外したら、手順2と同じ条件でまた3回測り、真ん中の値どうしを比べます。

手順1の数字は、Shopifyの基準ではLCPが2.5秒以下、INPが200ミリ秒以下なら「良好」です(Shopifyヘルプセンター)。開店したばかりのお店や、パスワードで閉じているお店では、数字が出ないことがあります。

PageSpeed Insightsの点数が、測るたびに変わります。

当社サイトで、アプリのスクリプトを止めて測った事例

当社サイトでは使っていないギフト用が1つと定期購入用が2つ、合わせて3つのアプリのスクリプトが、検証で残っており、ページで読み込まれていました。

後で説明するフォントの修正を終えたあとの2026年9月29日に、この3つを読み込ませない条件で、トップページを4回ずつ測りました。4回の値を小さい順に並べ、真ん中の2回の平均を「中央値」としています。アプリは消さず、Googleの計測ツールLighthouseの特定のURLを止める機能を使っています。専門的なやり方なので、ご自身で試すときは、後で触れる「アプリ埋め込み」で切り替えられるアプリなら、オフにして近いことを確かめられます。

当社サイトの計測結果。3つのアプリのスクリプトを止めると、操作を受け付けない時間は約990ミリ秒から約580ミリ秒に、読み込むデータ量は3.54MBから約2.94MBに減った

4回の中央値 そのまま 3つを止めた
操作を受け付けない時間(TBT) 約990ミリ秒 約580ミリ秒
読み込むデータ量 3.54MB 約2.94MB

4回のうち3回で、操作を受け付けない時間が下がりました。最初の画面が出るまでの時間(LCP)は、どちらの条件でも2秒台から6〜8秒台まで動き、アプリの影響は読み取れませんでした。

遅さの原因がアプリではなかったとき

当社サイトは2026年9月の半ばに、最初の画面が出るまでの時間が5秒台になり、Shopifyの基準で「悪い」になりました。主な原因はテーマの作りで、9月25日から28日にかけて直しています。

  • 数MBある日本語フォントを、ページを開いた直後に先読みしていた
  • 最初の画面を透明にしておき、スクリプトの読み込みを待ってから表示していた
  • テーマの初期設定で、ページ移動のアニメーションがオンになっていた

日本語フォントは、トップページだけで約6.5MB読み込んでいました。読み込み方を変えたあとの9月29日の計測では、トップページ全体で3.54MBです。

アプリを外す前後に確かめること

  • 試しに入れたまま使っていないアプリ
  • 同じ役割のアプリが2つ入っているもの
  • 使っていない機能のアプリ(ギフト、定期購入、レビューなど)

当社でも、レビューのアプリがレビューの無いサイトの全ページに読み込まれていたことや、同じ計測ツールの埋め込みが2つオンになっていたことがありました。

アプリをアンインストールしても、テーマに入ったコードは自動では消えません(Shopifyヘルプセンター。埋め込み式の場合です。最近は残らないことも多いです)。外す前に、管理画面の「オンラインストア」→「テーマ」で、テーマの「…」から「複製」を選んで控えを取り、外したあとは手順5で測り直して、スクリプトが消えたかも確かめてください。

アプリの中には、テーマエディタの左側にある「アプリ埋め込み」でオンとオフを切り替えられるものがあります。消さずに止められるので、まずオフにして測ってください。

速くなったかどうかは、どのくらい待てば分かりますか。

PageSpeed Insightsならその場で分かります。管理画面の数字は反映に1日半ほどかかるので、過去7日間の値を数日おきに見てください。

アプリの整理と表示速度の改善を支援しています

ENCARANCE(エンカランス)は、Shopifyのアプリの整理と表示速度の改善を、食品ブランドのストア運用とあわせて支援しています(食品ブランドに特化したShopify構築運用「ENCOMMERCE」)。お問い合わせからご相談ください。

よくある質問

Shopifyのアプリを整理して表示速度を改善してくれる会社はありますか?

あります。ENCARANCE(エンカランス)は、PageSpeed Insightsなどで表示速度を測り、時間のかかっているスクリプトをアプリと照らし合わせて、使っていないアプリの整理とテーマに残ったコードの確認、外したあとの測り直しまでを支援しています。

アプリを消せば、お店は速くなりますか?

速くなるのは一部です。当社サイトでは、操作を受け付けない時間とデータ量は減りましたが、最初の画面が出るまでの時間の遅れはフォントとテーマの作りが原因でした。

PageSpeed Insightsで何点を目指せばいいですか?

点数は測るたびに大きく変わるので、目標には向きません。管理画面で見られる実際のお客様の数字で、最初の画面の主な部分が出るまでの時間が2.5秒以下なら、Shopifyの基準では「良好」です。

アプリ埋め込みをオフにすると、アプリの機能はどうなりますか?

お店の画面に出していた機能(ボタンや表示など)が出なくなります。アプリの設定やデータの扱いはアプリごとに違うので、オフにする前に提供元の説明を確認してください。

  • アプリを消す前に、スマホの条件で3回測って真ん中の値を取る
  • 当社サイトでは、3つのアプリのスクリプトを止めると、計測ツール上の操作を受け付けない時間(中央値)が約990ミリ秒から約580ミリ秒に減った
  • 最初の画面の遅れは、アプリでなくフォントやテーマの作りが原因のこともある
  • アンインストールしてもテーマのコードが残ることがある(埋め込み式の場合)ので、外したあとに測り直す

アプリを入れる前の選び方は、「食品ECのShopifyアプリの選び方」で解説しています。