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食品ECに強いShopifyコンサル・支援会社の選び方|実力を見極める3つの質問と費用の目安
- こんな方へ
- 「自社ECの売上が頭打ちで、外部のパートナーを入れたい。ただ、どの会社の提案も似たり寄ったりで、本当に食品ECが分かっている会社を見極めきれない」という食品メーカーの経営者・EC事業責任者の方
- この記事でわかること
- 食品の自社ECが伸び悩む、2つの構造的な原因(CVRとF2転換)
- 支援会社の実力を見極める3つの質問と、プロの回答・注意したい回答
- 構築・運用の費用の目安と、発注先のタイプの選び方
- 読み終わるころには
- 提案の場で何を聞き、どんな答えが返ってきたら任せられるか。その判断基準が手元にそろいます。
「サイトはリニューアルしたし、広告も回している。なのに売上は伸びないし、利益も残らない」
食品の自社ECで、そう感じている方も多いのではないでしょうか。支援会社を選ぶ前に、伸び悩みの原因を構造で押さえておくと、どこに何を任せるべきかがはっきりします。
結論から言うと、候補の会社には次の3つを聞き、答えの解像度で選びます。
- 今のサイトのボトルネックをどこと見て、どの指標で改善しますか?
- F2転換率を上げ、LTVを伸ばすために、どんなCRMを設計しますか?
- 温度帯・のし・定期購入を満たすシステム構成と、倉庫(WMS)との連携はどう設計しますか?
食品の自社ECが伸び悩む、2つの原因
CVRが上がらない:商品ページに買う決め手が足りない
食品は、感覚 → 理屈 → 感覚の順で買われます。写真で「おいしそう」と感覚で惹かれ、なぜおいしいのか、ほかと何が違うのかを読んで理屈で納得し、最後はレビューを見て「よさそうだし、買ってみよう」と、また感覚で決めます。

シズル感のある写真はあっても説明が「こだわりの味」で終わっている、レビューやお客様の声(UGC)が1件もない。どれか1つ欠けると、そこで離脱され、CVR(購入率)は上がりません。
LTVが伸びない:F2転換の設計がない
食品は粗利がそれほど大きくなく、賞味期限があるので作りだめで原価を下げることもできません。広告費と送料を引くと、初回購入ではほとんど利益が残らず、2回目、3回目とリピートしてもらって、ようやく黒字になります。

それなのに「売れないのは集客が足りないから」と、広告予算を積み増してしまうケースは少なくありません。F2転換(2回目の購入)の仕組みがないまま新規獲得を増やしても、赤字が広がるだけです。
支援会社の実力を見極める、3つの質問
提案の場で、次の3つを聞いてみてください。答えの解像度で、食品ECを分かっている会社かどうかが見えてきます。

1. サイト改善:ボトルネックの仮説と指標
聞くこと:「今のサイトのボトルネックをどこと見て、どの指標で改善しますか?」
プロの回答:サイト全体の数字ではなく、流入 → 商品ページ → カート → 購入と、ファネルの段階ごと、ページの種類ごとにCVRを分解して見る。そのうえで、シズル感の不足やレビュー・UGCの欠如、権威性の見せ方といった食品ならではの定性的な課題と結びつけ、改善の優先順位を示してくれる。
注意したい回答:数字の根拠がないまま「まずはデザインを今風に刷新しましょう」「写真を撮り直しましょう」と、感覚的なリニューアルの話で終わる。
当社の例:ある食肉ブランドでは、サイト全体のCVRは約0.6%でしたが、ページの種類ごとに分解すると、トップや一覧ページは問題ありませんでした。足を引っ張っていたのは、商品ページと、検索から大量に流入していたブログ記事(CVR 0.3%ほど)です。商品ページはバリエーションが多すぎて選びきれない状態だったので見せ方を変え、説明も「買うと何がいいのか」「ほかと何が違うのか」に答える中身に直しました。記事からは商品ページやLINEへつなぐ導線を作り、サイト全体のCVRは約1.9%になりました。
2. リピート施策:F2転換とLTVを上げるCRM設計
聞くこと:「F2転換率を上げ、LTVを伸ばすために、どんなCRMを設計しますか?」
プロの回答:商品を食べ切るまでの日数から逆算して、LINEやメールの配信シナリオを自動化する。単品購入から定期購入への引き上げ導線や、同梱物の工夫まで含めて、デジタルとアナログを組み合わせたリピートの設計を話してくれる。
注意したい回答:「まずは広告で新規顧客を獲得しましょう」と集客の話に逃げる。あるいは「メルマガを週1回送りましょう」と、単発の施策しか出てこない。
3. 食品特有の要件:システム構成と倉庫(WMS)連携
聞くこと:「温度帯(冷凍・冷蔵)・のし・定期購入を満たすシステム構成と、倉庫(WMS)との連携は、どう設計しますか?」
プロの回答:Shopifyの標準機能でできることと、アプリが必要な領域を切り分け、食品ECで使われているアプリを具体的に挙げられる。さらに、出荷件数が増えたときの倉庫・配送の運用負荷まで見越した全体設計を示してくれる。
注意したい回答:「Shopifyならアプリを入れれば何でもできます」と一言で済ませる。こうした会社に任せると、稼働後に「ギフトの細かい指定が自動化できない」「クール便の送料計算が合わない」といった実務のトラブルが起きがちです。
食品ECで使われるアプリの候補は、食品ECのShopifyアプリの選び方にまとめています。
費用はどれくらいかかる?
構築を一括で発注する場合、最小限のサイトで50万円ほどから。予算をある程度取れる会社だと、300万〜500万円ほどが多い印象です(当社がご相談を受けるなかでの目安です)。
これとは別に、運用を任せるなら月額の費用が、さらにアプリの利用料や広告費もかかります。見積もりは構築費だけでなく、年間の総額で比べてみてください。
もう1つ決めておきたいのが、最初にどこまで作り込むかです。どの写真が効くか、どのタイミングの配信がF2転換につながるかは、出してみないと分かりません。
- 基幹システムとの連携が多いなど、最初に要件を固めて作り込む必要がある → 構築が得意な会社
- 早くリリースして、数字を見ながら毎月改善していきたい → 運用まで伴走する会社
と分けて考えると、発注先を選びやすくなります。
当社(ENCOMMERCE)の場合
ENCOMMERCEは、食品ブランド専門のShopify運用・改善のサービスです。食品メーカーで営業と商品企画を7年経験した代表と、デザイン担当の2名で、商品ページのCVR改善とF2転換の仕組みづくりを毎月一緒に進めます。
- 料金:初期費用0円。月額30万円+成果報酬10%(月商200万円〜が目安)、月額50万円+成果報酬7%(月商500万円以上が目安)。税抜・12ヶ月契約
- 向いている会社:モールや店舗ですでに売れていて、自社ECを伸ばしたい会社
- 向いていない会社:制作だけを発注したい会社、1〜2ヶ月で結果を求める会社
ほかにも、食品サプリのブランドで年商2,000万円→6,000万円、飲料ブランドで月20万円かかっていた保守の外注費を内製化して0円にした例があります。
よくある質問
食品ECのShopifyコンサル・支援会社は、どこがおすすめですか?
何を任せたいかで変わります。最初に要件を固めてシステムを作り込みたいなら構築が得意な会社、CVR改善やCRMを毎月回しながら売上を伸ばしたいなら運用まで伴走する会社が向いています。どちらの場合も、この記事の3つの質問で比べてみてください。
まだ自社ECで販売実績がなくても頼めますか?
会社によります。当社のENCOMMERCEは、販売実績のない状態からの立ち上げは対象外です。これから始める方は、先に食品ネット販売の始め方をご覧ください。
ほかのカートからShopifyへの移行も頼めますか?
当社では、移行・リプレースプラン(200万円〜、税抜・期間2〜3ヶ月)で、商品・顧客・注文履歴・定期購入のデータ移行から決済・配送の設定まで行い、移行後は月額プランで運用を続けます。
- 食品は、写真(感覚)→ 買う理由(理屈)→ レビュー(感覚)の順で買われる。どれか1つ欠けるとCVRは上がらない
- 利益はリピートで出る。新規獲得を増やす前に、F2転換の仕組みを作る
- 支援会社には、ボトルネックの仮説と指標、CRMの設計、温度帯・ギフト・定期とWMS連携を含めた全体設計の3つを聞き、答えの解像度で選ぶ
今のサイトのボトルネックを一緒に整理するところからでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。