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AIエージェント稼働時間と費用の月次レポート 2026年8月

公開:更新:読了目安:約4分
AIエージェント稼働時間と費用の月次レポート 2026年8月
こんな方へ
AIエージェントを社内に置いたら、実際に何がどれだけ片づくのか知りたい経営者の方
この記事でわかること
  • 1ヶ月に処理した仕事の件数と稼働時間
  • 人に頼んだ場合の時間と人件費との差
  • 実際にかかった費用(周辺費用も含めて)
  • うまくいかなかったことと、直したこと
読み終わるころには
自社の「誰かがやらないと止まる仕事」のうち、どれをAIに渡せるかの見当がつきます

AIエージェントとは、指示を待たずに自分で仕事を進めるAIです。ENCARANCEでは社内に1体置き、請求書の発行から記事のルールづくりまでを任せています。8月は194件の仕事を69.2時間で処理し、本体の実費は1.6万円でした。人がやれば約280時間、時給4,000円で換算すると約112万円ぶんです。

この数字を毎月そのまま公開します。AIエージェントが中小企業で何に使えるかは前回の記事にまとめました。

8月の数字

項目 ENCARANCEのAIエージェント(2026年8月)
処理した仕事 194件
AIの稼働時間 69.2時間
人が対応したときの想定時間 約280時間(221〜336時間)
人件費に換算(時給4,000円) 約112万円(88万〜134万円)
AIエージェント本体の実費 1.6万円
周辺費用(Notion・APIの利用料) 約4,000円〜約3.4万円(月により変動)

AIエージェントの稼働時間69.2時間は、作業の保存履歴を時間帯ごとにまとめて機械的に推定した値です。チャットだけで終わった相談や、Notion(社内の情報を置いておくソフト)・スプレッドシートの中だけで完結した作業は入っていません。実際の稼働はこれより多くなります。

人の想定時間は、同じ仕事を外注や社員に頼んだ場合の相場感からの推定です。担当者の腕で上下します。時給4,000円は弊社の前提で、貴社の人件費に置き換えて読み直してください。

何をやったか

仕事の種類 件数 人がやる場合の想定時間
Webサイト・LPの制作と改修 113件 120〜180時間
社内の管理画面の開発 15件 40〜60時間
チャットツールとの連携と定期監視 16件 20〜30時間
請求書・見積書の発行、経費の自動仕分け 12件 15〜25時間
文章のルール整備 11件 8〜12時間
止まったら気づく仕組み・事故防止 5件 6〜10時間
表示速度とSEOの改善 4件 5〜8時間
権限と役割の整理 7件 4〜6時間
毎晩のふりかえり・記録 11件 3〜5時間

1件は、AIが作業を保存した単位です。案件名や取引先名は出していません。

8月はサイトの制作が多い月でした。6ページ超のLP(商品やサービスの紹介ページ)を新しく作り、デザインの直しを何度も往復しています。弊社がWeb制作の会社なのでこうなりますが、中身は業種で変わります。内装工事の会社なら、見積書と請求書、現場写真の整理、職人への連絡が候補になります。

請求書は12件です。取引先ごとに計算ルールが違うので、最初に人がそのルールをNotionに書きます。以後はAIがそれを読んで発行し、決めた名前で決めた場所に保存します。

うまくいかなかったこと

  1. 途中で止まった:人に確認を求める処理で待ちに入り、そのまま動かなくなりました。質問を投げたあとは別の作業に進むように直しました。
  2. 送ってはいけない相手に送りかけた:チャットの返信で、宛先の判断を誤りかけました。送信前に人が確認する仕組みを入れました。
  3. 集計に漏れがある:チャットだけで終わった仕事が稼働時間に入っていません。9月から記録の取り方を見直します。

止まったり誤送信しかけたり、けっこう危なくないですか。

危ないです。だから、外に出るものは人が最後に見る仕組みにしています。作るところまでは任せて、送るかどうかは人が決めています。

社長がやらなくていい仕事

請求書の発行や経費の仕分け、チャットの見張り、記事のルールづくりは、止められないけれど社長がやる必要はない仕事です。

社長やエース社員がこの手の仕事に時間を使っているなら、そこがAIに渡す最初の候補になります。渡し方と構築の費用(AI社員の構築90万円〜)はENAIのページにまとめています。

費用

AIエージェントの8月の費用は、本体の実費が1.6万円です。実費を稼働時間で割ると、1時間あたり231円になります。

これとは別に、Notionが約4,000円、APIの利用料(AIを呼び出すたびにかかる料金)が月によって約3万円かかります。合わせても月5万円前後で、人を1人雇う費用とは桁が違います。

社内で働くAIエージェントの構築を支援しています

ENCARANCE(エンカランス)は、この記事のAIエージェントと同じ仕組みを、中小企業向けに構築し、社内で運用できるようになるまで伴走しています(ENAI)。チャットから用件を送ると仕事を進めるAI社員や、請求書の発行などを任せる秘書AIエージェントを、業務に合わせて設計します。

よくある質問

AIエージェントは1ヶ月にどれくらいの仕事をしますか?

ENCARANCEの実例では、2026年8月に194件の仕事を69.2時間で処理しました。人がやれば約280時間ぶんです。件数と時間は仕事の種類で大きく変わります。

この数字は盛っていませんか?

稼働時間は作業の保存履歴からの機械的な推定で、チャットだけで終わった仕事は含めていません。人の想定時間は幅(221〜336時間)で示しています。

AIエージェントの費用は月いくらですか?

本体の実費が1.6万円、Notionが約4,000円、APIの利用料が月によって約3万円です。合わせて月5万円前後です。

人が確認する工程は残りますか?

残ります。金額の決定や外部への送信は、人が最後に見ています。

  • 8月は194件・69.2時間。人がやれば約280時間、時給4,000円換算で約112万円ぶん
  • 多かったのはサイト制作と管理画面づくり。請求書や経費の仕分けも任せている
  • 止まる・誤送信しかけるは実際に起きた。送信前に人が見る仕組みで防いでいる
  • 本体の実費は1.6万円。Notion・API代を足しても月5万円前後

渡せる仕事があるかまだ分からなくても構いません。お問い合わせから、いまの仕事の中身をお聞かせください。