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ChatGPTに自社が出てこないときの対策|サービスページに答えの1文を書き、5つの質問で測る(当社の実測)

公開:更新:読了目安:約7分
ChatGPTに自社が出てこないときの対策|サービスページに答えの1文を書き、5つの質問で測る(当社の実測)
こんな方へ
ChatGPTやGeminiに「〇〇してくれる会社は?」と聞いたら、競合の名前は出たのに自社が出てこなかった会社の社長・Web担当の方
この記事でわかること
  • AIが会社名を出す質問と、出さない質問の違い
  • 自社の名前が出るかを、無料で確かめる手順
  • 名前が出ないときに直すページと、書き足す1文
  • 直したページをGoogleとBingに読み直してもらう方法
読み終わるころには
ChatGPTやGeminiで自社の名前が出るかを、自分で確かめられます。出なかったときに、サービスページへ書き足す1文も書けるようになります。

「ChatGPTで『うちの分野に強い会社』を聞いてみたら、競合は出てきたのに、うちの名前はどこにもなかった」。

AIが会社名を挙げるのは、「〇〇してくれる会社は?」のような、比べて選ぶための質問をされたときです。そのとき自社の名前が出るかは、その質問にそのまま答えている文が自社サイトにあるか、そしてそのページの新しい中身をGoogleやBingが読んでいるかが大きく関わると、当社は見ています。

先に結論:AIに自社の名前が出ないときは、次の3つを順に見ます。

  • サービスページに「答えの1文」があるか(例:「〇〇設備は、関西の食品工場向けに、業務用冷凍設備の点検と修理をしている会社です。」)
  • そのページを、GoogleとBingが新しい中身で読んでいるか
  • 同じ質問を月1回聞いて、名前が出た質問の数を数えているか

当社はサービスページに答えの1文を足し、問い合わせにつながりやすい12の質問のうち、9月28日は0問だった名前が、10月19日にはGeminiで2問に出ました。

AIが会社名を出すのは「比べて選ぶ」質問のときです

当社は9月28日に、ChatGPTとGeminiへ最初の40の質問を1回ずつ聞き、80件の答えを記録しました。

会社名が出る質問は限られていました。「食品ECのShopify構築に強い会社を教えて」のように比べて選ぶ質問では、会社の名前が並びます。費用・選び方・言葉の意味を聞く質問では、会社名はほとんど出ませんでした(事例を聞いた質問で1件だけ)。

質問の種類 会社名 出典になったサイト
比べて選ぶ(〇〇に強い会社は?) 出る 各社の自社サイト
費用(〇〇の費用は?) ほぼ出ない 料金を解説した記事
選び方・言葉の意味 ほぼ出ない 公的機関のサイト

出典とは、AIが答えの根拠として、答えの下や文中に並べるリンクのことです。食品×Shopifyの比べて選ぶ質問では、出典は比較サイトより各社の自社サイトが中心でした。名前が出たのも大手より中小の制作会社が多く、ChatGPTとGeminiで挙がる会社はほとんど重なりません。10問のうち6問は、2つのAIに共通する会社が1社もありませんでした。

一方、AI導入の比べて選ぶ質問では、専門の会社が決まって挙がり、出典には大手の会社のサイトも並びました。分野によって、入りやすさは違います。

自社の名前が出るかは、5つの質問で確かめられます

  1. 質問を5つ作る:お客様が問い合わせや商談で実際に使った言葉で、「〇〇してくれる会社はある?」「〇〇に強い会社を教えて」の形にします。当社なら「食品ECのShopify運用を代行してくれる会社はある?」。地域で探される仕事なら「大阪市で業務用エアコンの定期点検をしてくれる会社は?」のように、地域名も入れます。
  2. 2つのAIに聞く:ChatGPTとGeminiの両方に、新しいチャットで聞きます。答えに出典のリンクが付いているかも見てください。リンクが無い答えは、ネットを調べずに答えたものです。
  3. 表に記録する:質問ごとに、自社の名前が出たか、何番目か、出典にどのサイトが並んだかを書きます。
  4. 月に1回、同じ質問で繰り返す:質問を変えずに聞き直して、前の月と比べます。

当社の10月19日の記録では、次の2問で名前が出ました。

  • 「食品ECのShopify運用を代行してくれる会社はある?」:Geminiで5番目
  • 「食品ECをほかのカートからShopifyに移行したい。支援してくれる会社を教えて」:Geminiで6番目

AIの答えは、同じ質問でも聞くたびに少し変わります。1回で判断せず、月ごとに比べてください。

名前が出ないときは、サービスページに「答えの1文」を書きます

直すページは、記録した出典の欄で決めます。当社の分野では競合の出典が各社のサービスページだったので、当社もサービスページから直しました。

9月28日の時点で、当社の食品EC向けShopify支援のページ(ENCOMMERCE)にも「他のカートからの移行に対応」とは書いてありました。ただ、それは料金表の小さな行の中です。「移行を頼める会社は?」と聞かれたときに、AIがそのまま答えに使える文にはなっていませんでした。

そこで同じ日に、このページのよくある質問へ3問を足しました。移行・運用の代行・社内で回せるようになるまでの伴走の3つです。答えは最初の一言で「対応しています」「頼めます」「伴走します」と言い切り、何を引き受けるかを続けています。1問目はこうです。

他のカートからShopifyへの移行に対応していますか?

対応しています。ENCOMMERCEは、他のカートからShopifyへの移行・リプレースを引き受けます。

3週間後の10月19日、Geminiは「運用を代行してくれる会社」と「ほかのカートから移行したい」の2問で当社の名前を出し、どちらも当社サイトを出典に挙げて、ENCOMMERCEの名前で紹介していました。運用代行の質問での紹介の文は「食品×Shopifyに特化した定額制のEC運用代行サービス」。足した答えに近い言い方です。

答えの1文の形:「(社名)は、(誰)の(何)を(どうする)会社です。」を先に書き、対応する範囲と実績を1つずつ続けます。

当社の会社概要も、この形にそろえて10月19日に「伴走型のWEB支援会社です」から「食品ブランドのShopify構築・運用、LINE公式アカウントの構築・運用、中小企業のAI導入を支援している会社です」に書き換えました。

Geminiは当社を「株式会社ENCARANCE」と紹介していました。正しい社名はENCARANCE FZCOです。社名・読み方・事業内容が、サイトのどのページを読んでも同じになっているかも、あわせて見直してください(当社の会社概要)。

直したページは、GoogleとBingに読み直してもらいます

Bingは、Microsoftの検索です。CopilotなどMicrosoftのAIの答えにも使われます。ページを直したら、Googleだけでなく、Bingの状態も確かめます。

当社のサービスページをBingの管理画面(Bing Webmaster Tools)で調べると、Bingが最後に読んだのは9月10日で、答えの1文を足す前の中身でした。検索の仕組みが古い中身を持ったままだと、AIは新しい文を使えません。直したら次の3つを済ませます。Web担当者か制作会社に、そのまま頼めば足ります。

  1. Google:Search Console(Googleの無料の管理画面)の「URL検査」に直したページのURLを入れて、「インデックス登録をリクエスト」を押す。
  2. Bing:Bing Webmaster Toolsの「URL送信」に、直したページのURLを1行に1つずつ貼って送る。当社の画面では、1日100件までと表示されていました。
  3. ChatGPTの検索用ボット:サイトの設定ファイル(robots.txt)で、ChatGPTの検索用ボット「OAI-SearchBot」を止めていないか確かめる。OpenAIの説明では、止めたサイトはChatGPTの検索の答えに表示されません。

Bingは公式ブログで、AIの答えに最新の中身を使ってもらうため、ページを足したり直したりしたら「IndexNow」という仕組みで知らせることを勧めています(Bing Webmaster Blog、2026年2月)。

当社の実測(2026年9月〜10月)

当社は、40の質問を自動で聞く仕組みを社内で作って測っています。中身は、5つの質問を手で聞くのと同じです。40問は食品×ShopifyとAI導入の2つの分野で、そのうち問い合わせにつながりやすい12問を重点として追っています。

結果は、9月28日が12問中0問、10月19日が12問中2問(どちらもGemini)です。この間にやったのは、サービスページのよくある質問の追加(9月28日)、関連する記事2本の公開(9月29日)、Bingへの読み直しの依頼(10月11日)です。会社概要の書き換えと、Bingへの12ページの送り直しは、10月19日の計測の後に行いました。

各質問1回ずつの計測なので、毎月同じ40問で測り続け、名前が出る質問を増やしていきます。

よくある質問

ChatGPTに自社を紹介してもらう方法はありますか?

決まった方法はありません。AIの答えに必ず載せる方法は、OpenAIもGoogleも案内していません。できることは、①「〇〇してくれる会社は?」に答える1文をサービスページに書く、②そのページをGoogleとBingに新しい中身で読み直してもらう、③月1回同じ質問で名前が出るかを数える、の3つです。

llms.txtやAI向けの特別な設定は必要ですか?

llms.txtは、AI向けにサイトの説明を書いて置く専用のファイルです。Googleは、AIによる概要(AI Overviews)やAIモードに表示されるために、新しいファイルや特別なマークアップを作る必要はないと説明しています(Google検索セントラル)。当社もllms.txtは9月から置いていますが、名前が出始めたのはページの文を直した後でした。

地域で探される仕事でも、やることは同じですか?

同じです。それに加えて、地図に出る会社の情報(住所・営業時間・連絡先)を最新にします。Bingは、地域の質問へのAIの答えのために、Bing Places for Businessで住所・営業時間・連絡先を最新に保つことを勧めています。Googleマップに載せている会社情報も、同じ内容にそろえておいてください。

どのくらいで変化が出ますか?

当社は、ページを直してから3週間後の計測でGeminiに名前が出ました。検索の仕組みがページを読み直すまでの時間は、GoogleとBingで違います。

  • AIが会社名を出すのは、「〇〇してくれる会社は?」のような比べて選ぶ質問のとき
  • お客様の言葉で質問を5つ作り、ChatGPTとGeminiで名前が出るかを数える
  • サービスページに、その質問への答えの1文を書く
  • 直したページは、GoogleとBingに読み直しを頼む
  • 月1回、同じ質問で数え直す

当社は、この計測を自社サイトで毎月続けています。質問づくりや測り方で迷ったら、業種や会社の規模にかかわらずご相談ください。